洗えないフィルターを洗ってしまうと、元には戻せません。ここが手入れで一番取り返しがつかない失敗です。
種別ごとの傾向はありますが、同じ種別でも機種によって可否が違います。必ずお手元の取扱説明書で確認してください。当サイトから「この種別は洗えます」と一律にお伝えすることはできません。
種別ごとの傾向
集じんフィルター(細かいちりを取る部分) — 水洗いできないものが多いです。水を含ませると繊維の構造が変わり、本来の働きが戻らないことがあります。機種によっては、表面のほこりを掃除機で軽く吸う手入れが案内されています。
脱臭フィルター(においの成分を吸着する部分) — 水洗いできるタイプが実在します。当サイトに登録している脱臭フィルターには、洗えるタイプ、活性炭(においの成分を吸着する炭)タイプ、スタミナパワーカーボンといった別があります(2026年8月時点で当サイトが確認した内容)。洗えるタイプであれば、手入れで戻ることがあります。
加湿フィルター(水を含ませて空気に水分を移す部品) — 水を扱う部品のため、手入れの手順が用意されています。つけ置きに使うものと時間の指定があります。
プレフィルター(背面の網目状の部分) — 多くの機種で手入れをして使い続けられます。掃除機で吸う、または水洗いの手順が案内されています。
使い捨てプレフィルター — 洗うものではありません。汚れたら貼り替えます。
洗う前に確認すること
取扱説明書の「お手入れ」の項目で、次の点を確認してください。
- そのフィルターが水洗いできると書かれているか
- 水の温度の指定があるか
- つけ置きしてよいか、時間はどれくらいか
- 洗剤を使ってよいか(使えないものが多くあります)
- もみ洗い・ブラシの使用が許されているか
- 乾かす方法と時間(陰干し、直射日光を避ける等の指定があります)
指定外の洗い方をすると、洗えるタイプでも傷みます。とくに、洗剤の使用と、こすり洗いは注意が必要です。
乾かし方が一番大事
洗える場合、失敗が起きやすいのは洗う工程ではなく乾かす工程です。
乾ききらないまま本体に戻すと、においの原因になります。加湿フィルターの場合はとくに、ぬめりが再発しやすくなります。
- 指定された方法で干す(多くは陰干し)
- 指定された時間、しっかり乾かす
- ドライヤーや暖房器具で急いで乾かさない(変形することがあります)
時間がかかるため、使いたい日の前日に洗うのがおすすめです。急いで戻したくなる状況が一番危ないところです。
洗えないフィルターの手入れ
水洗いできないフィルターでも、できることがあります。
- 表面のほこりを掃除機で軽く吸う(手順が案内されている機種のみ)
- 本体側の網目や吸い込み口の掃除をして、負担を減らす
- 置き場所を見直して、空気の通りをよくする
ただし、強く吸ったり叩いたりすると、フィルターが傷みます。手順が書かれていない機種では、無理に手入れをせず、本体の表示に従って交換をご判断ください。
交換の判断について
メーカーの公式サイトを見ても、種別によっては交換の目安が見当たらないことがあります(当サイトで2026年8月に確認しています)。年数を推測でお伝えすることはできませんので、本体のお手入れランプの表示と取扱説明書の記載でご判断ください。
洗えるフィルターであれば、まず手入れを試してください。手入れで戻るなら、買う必要はありません。